幼稚園の森で出会えるもの

The forest give us...
幼稚園に森があるって本当?

 森には、くぬぎ・椎の木・けやき・しゅろ・あおき・もみじ・かや・いちょう・松・熊笹・つばき・モウソウ竹・真竹など、いろいろな樹木があります。ひろ〜い森の中で子どもたちはわくわくドキドキふれあいます。双眼鏡を持ったり、聴診器を手に木の音に耳をかたむけたり、日々の遊びの中で自然にふれることによって子どもたちはいろいろな発見をします。

森のアート

森で拾ってきた葉っぱやどんぐり、木の枝を使って作品を作ります。子どもたちにとって自然が生み出したものが何に見えるのか、全員が芸術家です。思い思いに表現していてとても面白く、想像力が育まれます。

春はたけのこ掘りと食育

幼稚園の隣には竹林があり、年長さんは毎年たけのこ掘りをします。
まず、どのタケノコを掘るか決めて掘ります。掘ったタケノコは皮を触って、一枚一枚はがしてみたり、割ったタケノコの中はたくさんの部屋になっていたりと、タケノコをよく観察します。アクを取るために米ぬかを一緒にいれて大きい鍋で煮ます。茹で上がったタケノコを先生と一緒に細かく切って、水と砂糖と醤油の簡単な味付けでお料理します。料理したものはお弁当の時に食べます。食育の5つの力(食べ物を選ぶ力、料理ができる力、食べ物の味がわかる力、食べ物のいのちを感じる力、元気なからだがわかる力)をタケノコを通して学びます。
自分たちで食材を採って料理した、たけのこは絶品です。

ゴジラの背中!?​

 森には大小さまざまな石があります。登ったり飛び降りたり!年少さんは一番小さい岩まで、年中さんは中くらいの岩まで、一番大きい岩は年長さんだけ登って良いお約束になっています。
そして森の奥には誰もが登れる「ゴジラの背中」の岩があります。今にも土の中からゴジラが現れそうな子どもたちに人気の岩です。

朝からバードウォッチング!

 預かり保育の部屋の後ろにある大きな木にアオゲラが来ます。朝、園長先生が子どもたちを迎えていると「ピョーピョー」と鳴き声が聞こえてきます。他にもキジバト・オナガなどが見られます。今日はどんな鳥がやってくるかな?

夏にはセミの大演奏会

 園長先生の小学生時代(40年前くらい)にはニイニイゼミ・ヒグラシ・アブラゼミ・ツクツクボウシ・ミンミンゼミの順番で鳴いていました。
しかし、近年ではニイニイゼミ・ミンミンゼミ・アブラゼミ・ツクツクボウシでヒグラシは鳴かなくなりました。
環境の変化でしょうか、西日本に生息するクマゼミの声を幼稚園でも聞けるようになりました。

ぜひ、セミの鳴き声の変化を見つけてください。

子どもたちのヒーロー

 くぬぎの木の根っこにある穴にいたり、くぬぎの樹液を舐めに夜に来ます。朝になると穴などに帰って行きますが、帰れなくなったカブト虫が残って飛んだり樹液を舐め続けたりしています。
子どもたちは夏休みに入る前にじゃんけん大会をします。そして自分たちでつかまえたカブトムシやクワガタを家でお世話する人を決めます。
じゃんけん大会は大いに盛り上がります。